Audemars Piguet/オーデマピゲ ロイヤル オーク クロノグラフの2022年新作

Audemars Piguet/オーデマピゲ

ロイヤル オーク

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オーデマ ピゲ ロイヤル オーク

クロノグラフの2022年新作は、小さな変化がデザインの大きな進化につながる

今年、オーデマ ピゲはロイヤル オーク誕生50周年を迎える。本日、オーデマ ピゲはこのアニバーサリーを祝う最初のタイムピースを発表した。

※オーデマ ピゲ ロイヤル オークは、その製造工程により生産本数が大幅に増えるような性質のマスプロダクトではない。2022年も続く人気・需要の過熱ぶりにより、残念ながらブティックに問い合わせたからといってチャンスが巡ってくることはないと思われるが、その素晴らしい時計自体の魅力と50年間にわたる豊かな歴史や背景を知り、まずAPを知ることから始めよう。なお、時計の入荷状況は各国ごと、日本でも地域ごとに差があり、現時点で未定とのことだ。

オーデマ ピゲは、ロイヤル オークの誕生50周年を記念して、さまざまな新モデルやアップデートモデルを発表しているが、ロイヤル オーク クロノグラフの新しいリファレンスもそのなかにあった。2022年のあいだに17種類(!)の新バージョンがコレクションに加わるらしい。新モデルは38mmと41mmの両サイズにまたがっており、スティールからピンクゴールド、そしてダイヤモンドセッティングのものまで、種類はたくさんあるのだ。

新しい38mmサイズのロイヤル オーク クロノグラフには、若干の改良を加えたステンレススティールとピンクゴールドのブレスレットモデルがラインアップされている。

38mmラインには5種類、41mmラインには12種類のリファレンスが新たに加わった。とはいえ、現行ムーブメント(38mmはCal.2385、41mmはCal.4401)の搭載をはじめ、各サイズとも現行シリーズで確立したものを踏襲しており、変更は比較的わずかだ。新しい38mmのバリエーションはRef.26715(現行はRef.26315)、41mmはRef.26240(現行はRef.26331)だ。各リファレンス番号の完全な内訳は、この記事の最後にあるスペック一覧でご確認(追加画像のギャラリーも掲載しているためそちらも)。

新しくなった41mmサイズのスティール製のロイヤル オーククロノグラフは、全4種類

17のリファレンスの形式にほとんど変わりはないが、50周年記念のロイヤル オーク クロノは、1972年の初代ロイヤル オークに登場したミッドナイトブルー(Bleu Nuit, Nuage 50)の文字盤色をプチまたはグランドタペストリー仕様で再導入するなど、いくつかの改良と現行コレクションにはないカラーリングが用意されている。

ロイヤル オーク クロノグラフの41mmピンクゴールドバージョンがブレスレットで新登場。

その他の変更点としては、ケースエッジの面取りの微調整、より人間工学に基づいたケースバック、ブレスレットのテーパーをより強調する新しいコマのデザイン(最近のゴールドのロイヤル オークに見られる)。スティール(またはチタン)のロイヤル オークとしては初めて、より薄いコマを採用したブレスレットデザインへとアップデートされている。

ロイヤルオーク クロノグラフの41mmピンクゴールドバージョンにアリゲーターレザーストラップ仕様が新登場。

文字盤の一部には、マーカーや針の大きさを変更し、ロイヤル オークシリーズの統一感を高めるとともに、ロゴデザインも刷新された。価格は、38mmのスティールモデルが374万円、41mmのスティールモデルが390万5000円(すべて税込)。ダイヤモンドをセットした41mmのピンクゴールドモデルが要価格問い合せだ。

グレーダイヤルの38mmスティール製ロイヤルオーク クロノグラフ(左)と、グリーンダイヤルの41mmモデル(右)。

結局のところ、これはスポーティとドレッシーな要素を見事に融合させた、非常に成功したクロノグラフシリーズのアップデートなのだ。2022年の注目の的は、おそらく新しいロイヤルオーク Ref.16202"ジャンボ”だろう。だがこれらのクロノグラフは、オーデマ ピゲがオリジナルのジェンタデザインを(ゆっくりと、慎重に)改良し続ける優れた方法であると同時に、ロイヤル オークをデザインアイコンとすることに貢献した、イージーウェアスタイルを提供するものだと僕は考えている。

41mmのピンクゴールド製、ブラックダイヤルを備えたロイヤル オーク クロノグラフ。

そして、本モデルを取り上げるチャンスはもうないかもしれないが、41mmのスティール製のカーキグリーンモデルをじっくりと見てくれ(ピンクゴールドモデルもクールだ)。

 これはル・ブラッシュから発信される今日の最大のニュースではないかもしれないが(もちろんそれどころではないからだ)、ロイヤル オーク ファミリーに内包されるシリーズをさらに洗練させたものだ。ロイヤル オークのルーツを讃えるのにクロノグラフは必須ではないとはいえ、38mmと41mmのクロノグラフラインの最新アップデートに異論はないだろう(個人的にはダイヤモンドはちょっとやりすぎな気もするが)。

 

(出典はhodinkee.jpです)