ROLEX /ロレックス SUBMARINER サブマリーナーの歴史&系譜

ROLEX /ロレックス サブマリーナー
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1953年に誕生した世界初のダイバーズウォッチ、サブマリーナー。
ダイビングツールとしての基本デザインを確立し、長い歳月の中で熟成を重ねダイバーズウォッチの代名詞的なモデルへと成長した。
ロレックスを代表する人気モデルであり、現在もスポーツロレックスの中で1位、2位を争うセールスを誇る。

また、他のスポーツモデルと比べて非常に多くのリファレンスが存在し、「赤サブ」や「軍サブ」、「Wネーム」といったヴィンテージロレックスの中でも極めて希少性の高いモデルが数多く存在し、コレクターズアイテムとなっている。

 

型番一覧
現行モデル 生産終了モデル
Ref.124060 Ref.6200 Ref.16803
Ref.126610LN Ref.6204 Ref.16808
Ref.126610LV Ref.6205 Ref.168000
Ref.126613LN Ref.6536 Ref.14060
Ref.126613LB Ref.6538 Ref.14060M
Ref.126618LN Ref.5508 Ref.16610
Ref.126618LB Ref.5510 Ref.16610LV
Ref.126619LB Ref.5512 Ref.16613
Ref.5513 Ref.16613SG
Ref.5514 Ref.16618
Ref.5517 Ref.114060
Ref.1680 Ref.116610LN
Ref.1680/8 Ref.116610LV
Ref.16800 Ref.116613LN
Ref.116613LB
Ref.116618LN
Ref.116618LB
Ref.116619LB
Ref.116613GLN
Ref.116613GLB
Ref.116618GLN
Ref.116618GLB
Ref.116619GLB
サブマリーナーの歴史
1926年 ロレックスは、「オイスターケース」の開発により防水腕時計のパイオニアとなった。
1950年代 時計本来の機能を遥かに凌駕するプロフェッショナル・ウォッチの開発が推し進められ、様々なフィールドへ異なるアプローチが展開された。その1つが、水中という過酷な環境で活動するダイバーのための防水腕時計だった。
1953年 高い防水性能(100m)を備えたサブマリーナーが開発された。それは、潜水時間の計測が可能な回転ベゼルを装備した、まさにダイバーのためのツールだった。
1954年 バーゼルワールドにて世界初のダイバーズウォッチとして「サブマリーナー」が発表される。
ダイバーズウォッチの基本スタイルを確立したサブマリーナーだったが、1950年代の黎明期にはデザイン的な試行錯誤やムーブメントの進化に伴い、多くのリファレンスが誕生した。
1959年 リューズの誤作動や破損を防ぐためにリューズガードを装備したモデルが発表され、ケースサイズも拡張され現代まで継承されるスタイリングが完成した。
1969年 カレンダー搭載モデルが派生し、以降、サブマリーナーはカレンダー付きの「サブマリーナー・デイト」とカレンダーなしの「サブマリーナー」の2つのバリエーションが展開される。
1980年代 ロレックスの変革期に伴い新型ムーブメントや新素材による開発が進められ、ついに現行モデルと同等の300m防水を達成した。
2003年 サブマリーナー誕生50周年を記念して、グリーンベゼルを搭載したサブマリーナー・デイトが発表される。
その後もモデルチェンジやマイナーチェンジを繰り返しながら基本スタイルを熟成させ、ダイバーのためのツールとして防水性能と実用性へのチャレンジを続けている。
サブマリーナーの系譜
Ref.6200 製造期間:1953年~1950年代後半
搭載ムーブメント:Cal.A296
防水性能:100m
1954年に公式発表されたRef.6204の1年前に開発されていたサブマリーナー。同年代に開発されたエクスプローラーのダイヤルに酷似した視認性の高い「3・6・9インデックス」ダイヤルを搭載。リューズは、8mm径の通称「デカリューズ」が採用されている。
Ref.6204 製造期間:1954年~1950年代後半
搭載ムーブメント:Cal.A260
防水性能:100m
1954年のバーゼルワールドで発表されたサブマリーナーのファーストモデル。
ベゼルのスケールは、5分ピッチのタイプが採用されていた。ムーブメントには、セミバブルバックのCal.A260を搭載。
Ref.6205 製造期間:1955年頃~1950年代後半
搭載ムーブメント:Cal.A260、A296
防水性能:100m
ファーストモデル(Ref.6204)発表の1年後に登場したモデル。初代の意匠を継承し外観上の違いはほとんどないが、ムーブメントにCal.A296を搭載したモデルも存在することからRef.6204の進化版と推測される。
Ref.6536 製造期間:1950年代後半~1960年代前半
搭載ムーブメント:Cal.1030
防水性能:100m
同時期に販売されていたRef.6538のディフュージョンモデルと位置付けられているモデル。ノンクロノメーターながら全回転両方向巻き上げ式ムーブメントCal.1030を搭載している。防水性能は、Ref.6538の半分の100m防水。
Ref.6538 製造期間:1950年代後半~1960年代前半
搭載ムーブメント:Cal.1030
防水性能:200m
Ref.6536と同時期に登場した200m防水タイプで、8mm径のデカリューズを採用。ムーブメントは、クロノメーター仕様のCal.1030を搭載している。ジェームス・ボンドモデルの有力候補と言われているモデル。
Ref.5508 製造期間:1958年頃~1960年頃
搭載ムーブメント:Cal.1530、1560
防水性能:100m
ダイバーズモデル用に開発されたムーブメントCal.1530を搭載。ノンクロノメーターながらも高い耐久性と安定性を誇る。Ref.5510と同時期に販売され、わずか2年の短命となったモデル。Ref.5508は100m防水仕様。
Ref.5510 製造期間:1958年頃~1960年頃
搭載ムーブメント:Cal.1530
防水性能:200m
Ref.5508の200m防水仕様であり、8mm径のデカリューズが採用されている。Ref.5508同様、2年という短い期間で生産を終了した希少性の高いモデル。Ref.6538と並びジェームズ・ボンドモデルの有力候補でもある。
Ref.5512 製造期間:1959年~1977年頃
搭載ムーブメント:Cal.1530、1520、1560、1570
防水性能:200m
リューズガードを備えた初のサブマリーナー。1965年頃より、クロノメーター仕様のムーブメントを搭載する。以降、クロノメーター仕様のRef.5512、ノンクロノメーター仕様のRef.5513という構図が確立する。
Ref.5513 製造期間:1963年頃~1989年頃
搭載ムーブメント:Cal.1520、1530
防水性能:200m
Ref.5512のノンクロノメーターバージョンとして誕生し、約30年ものあいだ生産されたロングセラーモデル。ノンクロノメーターながらも特殊機種のベースモデルやイギリス海軍への採用など信頼性が高い。
Ref.5514 製造期間:1972年頃~1978年頃
搭載ムーブメント:Cal.1520
防水性能:200m
Ref.5513をベースにフランスの潜水調査会社コメックスのダイバーに供給されたサブマリーナー。ヘリウムエスケープバルブを搭載したハイスペックモデルとなり、文字盤にはコメックスのロゴがプリントされている。
Ref.14060 製造期間:1989年~2000年
搭載ムーブメント:Cal.3000
防水性能:300m
Ref.5513の後継機種にあたり、サファイアクリスタル風防を採用した事により300mの防水性を実現したモデル。搭載ムーブメントは、3000系が採用され毎秒8振動のハイビート化が進められた。
Ref.14060M 製造期間:2001年~2012年
搭載ムーブメント:Cal.3130
防水性能:300m
前機種Ref.14060とスタイリングの変更はないが、安定性・メンテナンス性・巻き上げ効率を向上させたムーブメントCal.3130を搭載したモデル。デビュー時のムーブメントは、ノンクロノメーター仕様だったが、2007年以降クロノメーター化が図られた。
Ref.114060 製造期間:2012年~2020年
搭載ムーブメント:Cal.3130
防水性能:300m
耐傷・耐蝕性に優れるセラミックベゼルが採用され、ケースやブレスレットのブラッシュアップが行われ堅牢性が向上した。耐磁・耐衝撃性に優れるパラクロム製ヒゲゼンマイを採用したムーブメントCal.3130を搭載する。
Ref.124060 製造期間:2020年~現在
搭載ムーブメント:Cal.3230
防水性能:300m
シリーズ初の41mmケースを採用したサブマリーナー。ケースは大型化されたが、ラグはほど良くシェイプされており、ブレスレットのワイド化によって時計全体としてはスマートなフォルムを獲得した。ムーブメントはCal.3230が搭載されており、ロレックスの特許技術によって高いエネルギー効率と信頼性を実現している。
サブマリーナー・デイトの系譜
Ref.1680 製造期間:1969年~1980年頃まで
搭載ムーブメント:Cal.1570
防水性能:200m
カレンダーを搭載した初のデイト付きサブマリーナーで、風防にはカレンダーの視認性をアップさせるためにサイクロップレンズを装備する。生産初期には「SUBMARINER」の表記が赤いレア・モデル「赤サブ」が存在することでも有名なモデル。
Ref.16800 製造期間:1980年~1986年
搭載ムーブメント:Cal.3035
防水性能:300m
風防がプラスチック製からサファイアクリスタル製へ変更され300m防水を実現したモデル。安全性の面から逆回転防止ベゼルが採用される。ムーブメントは、カレンダー早送り機構を持つCal.3035に変更された。
Ref.168000 製造期間:1986年~1989年
搭載ムーブメント:Cal.3035
前機種Ref.16800と外観の違いはないが、ステンレスの素材が、耐食性に優れた素材へと変更された。
Ref.16610 製造期間:1989年~2010年
搭載ムーブメント:Cal.3135
20年以上にも渡り生産されたロングセラーモデル。その中では様々なマイナーチェンジが入った。
Ref.16610LV 製造期間:2003年~2010年
搭載ムーブメント:Cal.3135
サブマリーナー誕生50周年を記念して発表されたモデル。Ref.16610をベースにグリーンベゼルを搭載し、針・インデックスが大型化されている。
Ref.116610LN 製造期間:2010年~2020年
搭載ムーブメント:Cal.3135
サブマリーナー史上初のセラミック製ベゼルディスクを採用し、大幅なモデルチェンジが行われた。中でも、ラグの大型化やブレスレットの改良は、ダイバーズウォッチとしての信頼性を更に高めた。
Ref.116610LV 製造期間:2010年~2020年
搭載ムーブメント:Cal.3135
ダイヤルにもグリーンを採用し、大胆なモデルチェンジが図られた。Ref.116610LN同様、ラグの大型化やブレスレットの変更はユーザーからの評価も高い。
Ref.126610LN 製造期間:2020年~現在
搭載ムーブメント:Cal.3235
新世代ムーブメントCal.3235を搭載したサブマリーナー・デイト。ロレックスの特許技術によって実現した約70時間のロングパワーリザーブや、どの時間帯でも調整可能なカレンダーの早送り機構など、利便性の向上が図られた。また、ケースは41mm径に大型化されており、それに合わせてブレスレットもワイド化している。
Ref.126610LV 製造期間:2020年~現在
搭載ムーブメント:Cal.3235
初代Ref.16610LVを彷彿とさせるグリーンベゼル×ブラックダイヤルを復活させた3代目グリーンサブ。ラッカー仕上げの文字盤には、王冠マークが追加されたSWISS表記が印字されている。ノーマルモデル同様、41mm径の大型ケースや幅広のブレスレット、実用性を高めたムーブメントCal.3235を搭載している。

(出典:watchpedia.jp